らぶいずおーばー

1月15日(火) はフォロワーの女の子と遊んだ。前にもブログに登場した、あの美少女である。ちなみにこのエントリで登場した彼女のことだ。→CHEESE in UMEDA - 明太子おいしい

新年会という名目で会うことになったが、したことはいつもどおりだった。私たちは、酩酊できればなんでもいいのである。

 

 

 

14時半からカラオケを予約していたので、その時間に現地に集合ということになっていた。

しかし、私が予約したにも関わらず大遅刻をかましてしまった。間に合わなさそうなことには家を出る前から気づいていたので、14時前に遅れる旨を伝えると、じゃあ先に歌っとくね〜と特に怒りもせず許してくれた。

私は前から、寝坊したわけでもないのに何故か遅刻することが多々あった。そもそも身支度にかかる時間の見積もりが甘いのでは?とも思ったが、私はいつも家を出る時間の3時間前に起きるようにしている。それでも、30分遅刻したりするのだ。最近特にそういうことが多いので、かなり困っている。

 

カラオケ店に到着したのは15時15分頃だった。カラオケ店の最寄り駅で電車を降りて、小走りで彼女のもとへ向かった。店内に入るために自動ドアの押しボタンを押したがなかなか開かず、連打しているのを店員さんに見られていたのがこの日一番恥ずかしかった。

受付で告げられた番号の部屋のドアを開けると、スマホをいじる彼女がいた。わざとかと思うくらい驚いたリアクションをとられた。可愛かった。久しぶりやな〜などと言いながら曲を選んだ。

彼女も私も古 (いにしえ) のオタクなので、かなり曲の好みが似ている。私が歌った曲は全部彼女の知っている曲だったし、彼女が歌った曲もまた全部私の知っている曲だった。だから無駄な配慮かもしれないが、彼女が歌いたい曲を私が歌ってしまわないように、彼女がこれまで私と行ったカラオケで歌ったことのある曲は歌わないようにした。

彼女は見ためだけでなく声も天使のように可愛いので、耳が幸せだった。

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これは、彼女が「ストリーミングハート」という曲を歌っている時に撮影したものである。

途中で何故か急に「もし私が自殺したらこの子とはもう会えないのか」と悲しくなり涙ぐんでしまったが、気づかれていないと信じたい。

 

 

 

18時半になり、お腹が空いてきたのでカラオケ店を出た。1kmほど歩いて梅田に到着した。

そして、事前に目をつけていた串カツ屋に入った。これは毎回のことであるが私たちはとにかく飲みたかったので、90分の飲み放題を頼んだ。1杯目は青りんごハイボールにしてみたが、青りんごの味は微塵もしなかった。ただの甘いハイボールだった。彼女は柚子サワーを飲んだ。かわいい。

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彼女は「絶対元とったる!」と言いながらゴクゴクと柚子サワーを飲み干し、すぐに生ビールを注文していた。彼女はビールが好きなようでよく美味しそうに飲んでいるが、可愛い顔にビールってミスマッチやなと思いながら毎回眺めている。ちなみに私はビールが苦手である。

私は2杯目は焼酎にしてみた。知人からお勧めされたことがあったので、黒糖焼酎であるれんとの水割りを注文した。2年前は焼酎が苦手だったのだが、いつの間にやら美味しく頂けるようになっていた。

 

酒の話ばかりになってしまったが、もちろん串カツも美味しかった。特に、チーズのカツが美味しかった。チーズがとろりと程よく溶けていて、チーズ好きには堪らない一品だった。茄子のカツの衣で上顎を切ってしまったのが痛かったが。今も若干痛む。

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元取ったるという宣言どおりに、彼女はビールやらハイボールやら計5杯を飲み干した。私はハイボール焼酎焼酎の3杯しか飲んでいないので、ギリ元取れた……かな?飲み放題は1600円だったので。

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良い感じに酔っていたせいか、串カツ屋を出てから2軒目に到着するまでの記憶があまり無い。

2軒目は、前も一度行ったことのあるお店にした。めちゃくちゃコスパが良いので、困ったらここにしとくかって感じである。このあたりから私たちはかなり酔っていて、トイレに行く頻度も高くなっていた。頻尿になっていたという意味であり、吐いたという意味ではない。

彼女は、素面の時はシモの話をするのを恥ずかしがるのだが、この時はかなり饒舌にそういったことを語り、また私にグイグイ色んな質問をしてきた。こんなこと訊けるのちゅなちゃんしかおらへんから……と、照れ気味で言われた。可愛かった。

 

かなり酔っているにも関わらずワインを3杯飲んでやった。ソーヴィ二ヨンとかいう銘柄で、語彙力がないので美味しいとしか言えないが、とにかくめちゃくちゃ美味しかった。ほどよい辛口とメニューに説明書きがあったが、本当にそのとおりでとても飲みやすかった。

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これは、1杯目に頼んだスパークリングワインの写真である。彼女は確かサワーを頼んでいたと思う。記憶が曖昧。

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23時半に店を出た。私の方が20分ほど終電が遅いので、彼女を改札まで送ることにした。別れるのが寂しくて泣きそうになっていたのは、ここだけの話である。

彼女がコインロッカーに荷物を預けていたので、まずそこに向かった。なかなか辿り着けなくて、かなり時間を食った。彼女は終電に乗れないのではないかと焦っていたが、私はむしろ終電を逃してうちに泊まりに来てくれたらいいのに、なんて邪(よこしま)なことを考えていた。

無事に期待は外れ、彼女の乗りたがっていた終電の5分前に改札に到着した。私は勿論さみしかったが、彼女もさみしそうにしてくれていたような気がするのは妄想なのだろうか。というのも、別れ際に何度も手を握られたのだ。絶対また会おうねと言いながら、私の手を握る美少女。夢でも今までにこんなシチュエーションは無かった。

まともな大人であれば、また会おうねと微笑んで別れるのだろうが、私はめっぽう可愛い女に弱いので、こんなことしたらだめ好きになってしまう……と言ってしまった。本当に好きになりそうだったから。我ながら気持ち悪い。それでもずっと手を握ってくるので、もう嬉しいのと寂しいのとでわけがわからなくなって、こんなことしたらダメやよとニヤつきながら繰り返していた。気持ち悪すぎる。でも、そういや恋ってこういう感情だったなと思った。

 

0時頃お別れして私も自分の行くべき駅に向かったが、酔っていたのと高揚していたのと方向音痴なのとが相まって普通に迷子になった。終電には間に合ったが。

 

 

 

6年前、高校2年生の時に、私は女の子に告白して振られたことがある。恋愛経験なんかろくになかったので、何をどう勘違いしたのか私のポジティブ思考が過ぎたのか、相手も私のことを好きな気がしてしまったのだ。

その子のことは、中学3年生の時から好きだった。友達になったのは中学2年生の時で、休日はよく2人で遊びに行ったりしていた。部活 (すごくゆるかったので顧問の先生はほぼ来なかった) が一緒だったので、部室に居る時は常にどちらかがどちらかの膝に座っているほど仲が良くて、後輩からも「百合ですね〜w」と言われたりしていた。部活以外でも、校内で会えば抱きついていた。

 

高校2年生の時に修学旅行に行った。ホテルの部屋が2人部屋でその子と同じ部屋だったので、これは奇跡だと思い告白しようと決めた。

そのホテルは心霊現象が起こるという噂があって、実際私たちの部屋でもそういうことが起こった。具体的には覚えていないが、確かテレビが勝手についたとかラップ音がしたとかそういう感じだったと思う。お風呂が大浴場ではなく各自部屋で入ることになっていたので、怖いから一緒にお風呂に入ろうということになった。初めてその子の裸を見た。と言っても、私はド近眼なので色くらいしか分からなかったのだが。これほど自分の視力を恨んだ日はない。

お風呂から上がって、消灯時間になった。まだ怖いので、一緒のベッドで寝ることになった。ベッドに入ってから、しばらく寝ずに話していた。女子高生は恋バナが好きなので、好きな人の話になった。その時に告白した。告白されたの生まれて初めてやから嬉しい、と言われた。でも、ふられた。ショックだったが、この子はノンケだったようなので仕方ないとも思った。

 

辛かったのはその後である。その子に避けられるようになった。休みの日に遊びに行こうと誘ったら、2人では行けないと言われた。抱きついたら、ごめん、やめてと言われた。話すだけなら今までどおりに話してくれたが、これ以降2人だけで遊びに行くことはなかったし、体に触れることもなくなった。

いま考えるとそりゃそうだよなと思うが、当時はすごく辛かった。こんなことなら告白しなければ良かったと思った。私が脈の無さそうな人への好意を封印するようになったのは、そういえばその頃からである。

 

 

 

同性愛に寛容な世の中になってきたとは言え、やはり異性同士で恋愛するのがメジャーであるし、自分が当事者になるというのはまた別の話なのかなとも思う。私は恐らく、バイセクシャルに分類されるのだと思う。男とも女とも、セックスしたことがある。

異性とセックスしたり付き合ったりするのは、わりと簡単だ。若い男女がそういう関係になるのは、遥か昔から老若男女にとってなんら不自然でないことで、仮に私が好きになったりヤリたいと思った男がゲイだったとしても、私が引き下がって二度と会わなければいいだけの話である。

しかし、これが同性となるとややこしくなる。人間はノンケの割合の方が多いので、同性と付き合ったりセックスしたりできる可能性は異性とのそれに比べればかなり下がる。というか、それ以前に告白したり体の関係に持ち込むのが難しい。相手がノンケかそうでないかなどわざわざ詳しく訊かないと分からないし、高校生の時の私のように相手は友達として好いてくれていただけなのを恋愛感情としての好きだと勘違いしてしまったりもする。その結果、気持ち悪がられることもある。そうなったらもう告白する前のようには仲良くできない。

 

何にせよ、今回手を握ってきた美少女は脈が無いと分かっているから告白することはない。彼女は少し酔いすぎていただけで、私に特別な感情など抱いていない。それにしてはタチが悪すぎるよなあとは思うが、彼女は私がバイであることなんて知らないし、私もまたこうやって遊びに行けたらそれでいい。

よく考えたら、彼女と6年前のあの子は少し似ている。顔も仕草も雰囲気も。私はこういう感じの女がタイプなんだなあと今更気づいた。

とにかくもう6年前のようにはなりたくない。