最終回(仮)

なんだかずっと調子が悪くて、気づいたら3ヶ月もブログを更新していなかった。

文章を書くどころか読むのも難しくて、フォロワーのブログもたまに来る調子の良い時にまとめて読んでいた。その時に一気にスターを押していたので、皆さんお気づきかとは思うが。

調子が悪い理由は分かっている。3月31日付で大学を退学し、それに伴って懸念することが増えたためだ。

 

 

 

1. 金銭的なこと

うちの家族は、成人していようと学生の間は子どもを養うという考え方なので、私はこれまで毎月仕送りをもらっていた。しかし、大学を辞めて実家にも帰ってこないならもう知らんと父親から告げられたので、2月末に振り込んでもらった仕送りを最後に金銭的援助が受けられなくなった。

一部のフォロワーは知っていると思うが、私は色々あってストーカー対策として去年の夏に家を引っ越した。その時に父親本人が「家賃は高くても俺が出すから、セキュリティのしっかりした所にしろ」と言ったから少々お高めのマンションに引っ越したのに、家賃すら出してくれないのかよと思った。

前に住んでいたマンションの家賃は38000円だったので、それくらいの所ならフリーターでも払えるなと思い1月末あたりに物件情報をネットで調べてみた。しかし、時期が悪いせいでろくな物件が無かった。この話を東京在住の友人にしたところ、しばらくうちに居ていいよと言ってくれたので、ありがたくお邪魔することにした。

 

正直、これで本当に親と距離を置けると思った。どういうことかと言うと、私は現在兵庫 (大阪寄り) で1人暮らしをしているが、地元は三重なので3時間もあれば移動できる。日帰りでも行ける程度の距離だ。つまり、行こうと思えばいつでも行ける。

これまでにも母親から「明日いくね」と夜にLINEが来て次の日の昼には到着している、ということが何回かあった。普通の家族なら別になんでもないむしろ嬉しいことなのかもしれないが、私にとってはまあまあの苦痛だ。何故なら、うちの両親は過干渉だからである。

出かける時は、何をしに行くのかどこに行くのか誰と行くのか何時に帰るのかを必ず母か父のどちらかに報告しなければならなかった。もし報告しなかった場合は、吐くまで尋問される。22歳になった今でも、帰省するとそれを強いられる。その帰省も、2ヶ月に1度はしないと機嫌を損ねる。金欠だと言えば、何にそんなに金を使ったんだと問い詰められる。実家に住んでいた頃は、スマホをリビングでしか使ってはいけなかった。だから、寝る前に母親にスマホを回収されていた。他にも、服装や髪型が親の気に入らないものであればネチネチと嫌味を言われたり。そのわりに私の体調には無関心だった。

実家を出れば自由になれると思っていたが、近い所で1人暮らしをしてもすぐ来られてしまうので無意味だった。実際そんなに高頻度で親が来るわけではないのだが、いつでも来られるからいつ来るか分からないという状況がしんどかった。

そして何より、物事の重要度に関わらず私に関する何かを選択する時は親が望む方を選んできた (それは親が選ぶこともあったし、私が親の機嫌を取るために自分が望まない方を選ぶこともあった) ので、大人になった今でも何かを選ばないといけない場面になると親の顔がチラつくことが一番きつかった。いつになったら「私はこうしたいけど親は嫌がるだろうな機嫌悪くなるだろうな」と思わずに済むのだろう。

物理的には130kmくらいの距離があるが、精神的には大して距離を感じなかった。実家に住んでいた頃の“ 常に監視されている感”が無くなることはなかった。だから、東京に引っ越すのはチャンスだと思った。今より会う頻度が減れば、親の顔色を気にしなくても済むようになっていくのではないかと。

 

しかし、東京に引っ越すなんて親に言ったら止められることは分かりきっていたので黙って実行しようと思い、引越し会社に見積もりをしてもらったり今住んでいるマンションの管理人に引っ越しますと連絡したりした。自分の意思で自力で大きなことをするのは生まれて初めてだったので、正直すこし楽しかった。

ところが、この管理人に連絡したところで問題が起こった。どうやら、引っ越すためには書類を管理会社に提出しなければいけないらしく、その書類は親が持っていた。これにより、親に黙って引っ越すことは不可能となった。

仕方がないので親に連絡したが、私は押しに弱いので強い気持ちを持たなければ!と思い、相談ではなく報告のつもりで「3月いっぱいで引っ越すけど、必要な書類が実家にあるから代わりに出すかこっちに送ってほしい」と母親にLINEした。結局それは何の意味も成さず上手く言いくるめられて、母親が家賃を払うから引っ越さないということになった。

 

そうだとしても、生活費は自力で工面しなければいけない。そのためには、働かなければいけない。しかし、私はどうしても働きたくなかった。今までにもいくつかバイトをしたことがあるが、どれも長続きしなかった。暇な飲食店でシフトを週2×4時間にしてなんとか1年続けられたレベルだ。それだとどう節約しても生活費は足りない。

パパ活や夜職をしようかとも考えた。しかし、うちの両親は過干渉な上に世間体を死ぬほど気にする。どんなバイトをしているのかも根掘り葉掘り訊いてくる。それに加えて、私は嘘をつくのがド下手くそだ。恐らく誤魔化せないだろう。

本来であれば3月中旬あたりまでにどうにかして収入源を得ないとまずかったのだが、上記のようなことを毎日考えては病んで考えては病んでしていたら4月になっていた。

13日に帰省しなければいけないので、その時に確実にバイトのことを訊かれる。それまでに親に言えるバイトを始めなければ、口ごもって詰む。全然働く気にならんし、もう既に詰んでるけど。

ちなみに今の口座の残高は29000円である。クレカの引き落としがあるので、使えるのは実質5000円になる。

 

 

2. 肩書きのこと

私は1997年1月生まれなので、大体の同級生はこの春から新社会人になる。対して、私はこの春から無職。ニート。そのことは前から分かっていたし、分かっていたから退学届を出した。

しかし最近SNSを眺めていると、大学を卒業しましたという投稿や入社式でしたという投稿が大量に流れてくる。私は家で寝ているだけ。ここでやっと、私が何も分かっていなかったということが分かった。いや、きついわ。

 

ニュースを見ていると、大体の犯罪者は無職であることに気づく。私もこいつらと同じだと思われてるのか とか思ってしまう。

いま無職ですって言いたくないから、初対面の人と話したくない。長らく会ってない人にも会いたくない。てか誰とも会いたくない。私、プライドだけはエベレスト級に高いんです。無能のくせにね。

 

 

 

以上2点のせいで、ここ最近は希死念慮に拍車がかかっている。寝つきも死ぬほど悪い。性欲もない。下ネタは面白いと感じるけど、セックスしたいとかは思わない。食欲だけはある。

今までにも何度も死にたいと思って死のうとしたけれど、それらは毎回死ななくてもまだなんとかなる状況だったから死ねなかったのだと思う。しかし今回は、体を売るか死ぬかの二択である。私はどうするんだろう。

 

本当は死にたいんじゃなくて、毎日おだやかに過ごしたいだけなんだよな。でもそんなの出来る気がしないし、基本的に不幸だから幸せな状態に慣れてなくて幸せになるのが怖い。漫画やアニメの展開ですら、バッドエンドの方が好きだ。

不幸な方が落ち着くとか、もう手の施しようがなくないですか。

 

しゃみーも言っていたけど、私も昔というか去年までは春が好きだった。花粉症ではないので過ごしやすい気候だし、桜も綺麗だし。

しかし今年は、去年までのワクワクした気持ちには全くなれない。暖かな日差しも新しいスーツを着た若者も春の匂いも桜の花も、全てが私を嘲笑し私の死を願っているような気がしてならない。無職だからそう思われても仕方ないし、被害妄想ではないよな。

いつかまた、春の到来を喜べる日が来ますように。